作業靴とは？タイプ別・作業環境別に見る正しい選び方

作業内容に合わせたユニフォームを着用するように、足元もシーンや用途に合わせた作業靴を正しく選んで正しく着用しなくてはなりません。用途に合わない作業靴を着用していると、思わぬ事故やケガにつながってしまうおそれもあります。作業現場が多種多様であるように、保護を目的とするものや、すべり止め機能の高いもの･･･など、作業靴にもさまざまな種類があります。用途に合ったものを確実に選び、そして正しく着用して、安全で快適な作業を実現しましょう！

目次

• 作業靴の基礎知識
• 作業靴の選び方
• 作業靴のサイズと使用上の注意点
• 適した作業靴を使用して、足元から安全＆快適作業！

作業靴の基礎知識

作業靴とは？

作業靴とは、作業現場で着用する靴のことです。主に先芯がないのが特徴で、作業内容やシーンに合わせてさまざまな形状のものが存在します。

作業靴の種類

安全靴・セーフティーシューズ（安全長靴）

主に工事現場などで足の保護を目的に着用する靴です。重量物の落下やクギなどの踏み抜きを防ぎます。

静電作業靴

作業者の身体に帯電した静電気を逃す性能を持っています。

食品用作業靴

衛生面やすべり止めを重視した作業靴です。

タクティカルブーツ

頑丈なつくりで、優れた耐久性を持っています。軽量タイプも多くあります。

作業用長靴

軽作業向けの、ベーシックな作業用長靴です。

胴付長靴

足先から胸元までつながった、ゴム製の防水タイプのブーツ（ズボン）です。

作業靴と安全靴の違い

安全靴とは、JIS規格をクリアしたものことを指します。その定義は『つま先を先芯によって保護し、すべり止めを備える靴』で、安全靴には作業靴とは異なり先芯が入っています。先芯があることで、足先への重量物の落下や釘などの踏み抜きから作業者の足を守ります。用途は広く、工事現場、工場、鉱業、建設業など足への危険を伴う作業場で着用します。JSAA（公益社団法人日本保安用品協会）の規格をクリアしたものは「プロテクティブスニーカー」と呼ばれます。

作業靴の選び方

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作業靴のサイズと使用上の注意点

作業靴のサイズの選び方

作業靴は必ず、作業者にフィットしていなくてはなりません。サイズが合っていないとケガの原因にもなるので、購入の際にはきちんと確認することが大切です。

使用時の注意点

作業靴は決して万能なものではありません。性能を過信しないことが大切です。例えば、スペックを超える重量や衝撃、熱には耐えられません。また、溶剤などの薬品が付着した場合も危険な場合があるので、速やかに拭き取ることが重要です。
そして使用時には、勝手に改造することなどは避けるようにしましょう。思わぬケガを招く原因となる場合があります。もちろん、靴底の摩耗や表皮の破損が発覚したらすぐに交換するようにしてください。
安全靴の場合には、一度落下物などによる衝撃を受けたものは再使用しないでください。見た目には分からなくても、安全効果を発揮できない場合があります。

適した作業靴を使用して、足元から安全＆快適作業！

作業の現場の床にはさまざまな危険が潜んでいます。クギなどによる踏み抜きや油分や水などによるスリップ、または落下物で足先をケガしてしまったり･･･。安全に快適に作業を行うためには、足元にもしっかりと気を使いたいですね。
大切なのは、作業シーンに合わせた作業靴を正しくセレクトすることです。作業靴が持つ機能性はそれぞれ違うので、用途によって必要なものを選びましょう。
また、使い方もとても重要です。サイズが合わなかったり、傷んだままのものを着用したりしていると、それがケガなどの原因になることもあります。
最適な作業靴を正しく使用して、安全かつ快適な作業を実現してください！

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