社長メッセージ

みなさま、こんにちは。
代表取締役社長CEOの吉岡 晃です。
アスクルは1993年にBtoB事業「ASKUL」を立ち上げ、昨年30周年の節目を迎えました。今ではオフィス用品はもとより、医療・介護業種や製造業・建設業向けの専門用品など、あらゆる仕事場に必要な商品1,400万アイテム以上をワンストップで購入できるサービスへと成長いたしました。2012年にサービスを開始したBtoC事業「LOHACO」も累計お客様数が1,010万アカウント(2024年5月20日時点)を超え、仕事場のすべてとくらしを支えるインフラ企業への進化を続けております。
現在当社は、「オフィス通販からのトランスフォーメーション」をテーマとした4か年の中期経営計画を実行しており、2025年5月期はその最終年度となります。インフレや物価高騰、労働力不足など厳しい経営環境へも柔軟に対応しながら、中期経営計画の達成に向けた取り組みを進めた結果、2024年5月期はBtoB事業において、前年度に達成した「売上成長カーブを変える」を継続しながら、最大のミッション「利益成長カーブも変える」を実現したことに加え、BtoC事業の通期黒字も2期連続で達成したことにより、売上高・利益ともに過去最高を更新しております。
また、当社が目指す「エシカルeコマース」として、社会価値と経済価値のトレードオンを実現させるために、ステークホルダーのみなさまとの共創を一層進めております。アスクル資源循環プラットフォームから誕生したオリジナル商品シリーズ「Matakul(マタクル)」の拡大や群馬県嬬恋村、グループ会社・嬬恋銘水との森林整備連携協定の締結など、事業活動を通じた社会課題・環境課題の解決を進めておりますが、今後もさらに活動の幅を広げてまいります。
さらに、2025年5月期は、AIを始めとしたテクノロジーを最大活用し、当社のもつビッグデータとの掛け合わせで新たな価値創造に注力いたします。単なるデータ活用、デジタル活用に留まらず、当社の広いバリューチェ―ンのあらゆるプロセスをデータドリブンに変革していくデジタルトランスフォーメーションで、企業価値の向上を進めてまいります。
これからもお客様と社会、そして地球の課題を解決する企業として、より一層努力してまいります。
どうぞ、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2024年8月
代表取締役社長CEO 吉岡 晃
略歴
1992年 ㈱西洋環境開発入社
2001年 アスクル㈱入社
2006年 メディカル&ケア統括部長
2011年 メディカル&ケア担当執行役員
2012年 執行役員BtoCカンパニーCOO、同年取締役BtoCカンパニーCOO
2017年 ㈱チャーム代表取締役会長
2019年 代表取締役社長CEO 就任(現任)
2023年 フィード株式会社取締役 就任